星の記憶
メリダの近くといえばカンクーン。

でもそこには行かずに、

気温38度の中、

チチェンイッツアの遺跡を見に行った。

オランダ人とか、なんとか人とかと、

ごちゃごちゃになって。

彼らはいくら待ち合わせ時間を決めても、

時間を守らず勝手にふらふら歩き回る。

「しょうがない人達だ」

ニホン人の私はそうぼやく。

カラコルムというこのカタツムリみたいな建物で、

いにしえ人は星を見続けたらしい。

私なんか空なんて見やしないのに。

遠い昔の星の光が、

今もこうして降り注いでいるというのに。